先日から、「同じアニメを英語で見続ければヒアリングが上達するのか?」 というテーマで北米版キルミーベイベーを視聴し続け、聴き取ったセンテンスをメモしている。
一回の負担が多いと続けられないので、毎日同じ五分間を繰り返し聴いている。
ところが繰り返し聴いていたせいで「飽きる」という至極予測可能だった事態に陥ってしまい、方針を転換することにした。
これまで→毎日同じ五分間を繰り返し聴く
これから→話の最初から聴きはじめ、5分間は聴き取りに集中してメモを取り、英語字幕を利用して答え合わせをし、自戒はその次のセンテンスからスタートする
つまり、話を英語から日本語に訳していくスタイルになった。元は日本のアニメなのだが。
そしてノートにその聴き取った内容を、以下のように書いていくことにした。
この方法、これまでの同じ部分を繰り返す方法よりもかなり楽しい。
続けた分だけ物語が先へ進むので、やりがいが目に見えるようになった。
よく考えればそれは当たり前のことなのだが、気付けて良かったと思う。
特にうれしいのが、これまでわからなかった部分が解明されていくことだ。
前回に書いた、ゴキブリから逃げるソーニャの
「衛生的に危険だから、警戒してるだけだ!」
というセリフ、英語ではどうしても聴き取れなかったのだが、英語字幕を利用して解答をもらうと
"They presently helth risk, so I'm merely guarding myself, god!"
と言っていたそうだ。ヘルプレス、ヘルプレスと聴こえていたので、何が無力なのかと疑問だったが、「ヘルスリスク」だった。すっきり。
さて、こうして話を聴き進めていくと、北米版キルミーベイベーの英訳は、日本語のニュアンスを反映しようとしているが故に、勉強になる部分が多いなあと、私は感じる。
"Sonia, are you sure not just a big 'fraidy-cat' ?"
花瓶が割れた音に反応して即座に防御したソーニャに対して
「ソーニャちゃんって、案外『小心者』なんじゃないの?」
とやすながうぷぷと笑いながらソーニャを小馬鹿にしたときのセリフだ。
"fraidy-cat" はアメリカ英語で「小心者」「臆病者」という意味らしい。ただし、子どもが「やーい、よわむしー!」と相手をからかうようなニュアンスを含んでおり、cowardよりも順当で、chickenよりも愛嬌が感じられる、なんというか「やすなっぽい」言葉なのかもしれない。
今後もこのような英単語の微妙な味わいを感じていけたら、このチャレンジの意義も増していくだろうかと思っている。
明日はどんな2人かな。
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